錦帯橋(岩国)

日本3名橋のひとつ錦帯橋です。構築当時、橋台を固める基礎に不備があり洪水で橋台の周りから礎石が流出し支えを失った橋台が崩れ土台を失った橋も当然崩壊するという事故に遭っています。この教訓を活かし川床の全面に大石を敷いて橋台の周囲を強化・再構築したことで1950年のキジア台風による洪水で再び流失するまで300年近く橋台は健在でした。この際の流出は敷石の剥落を見過ごし修復を怠ったせいでした。今は、現代技術による基礎工事で強化され流出の心配はなくなったようです。見えている橋台や基礎の部分は旧観を維持するための装いだそうです。 
                                                 

匠の技