華山神上寺の山門と石橋(げざんじんじょうじ) 2008/11/26
「大もみじ」は落葉していたが、参道のもみじや公孫樹はこの時期まだまだ鑑賞に堪えられる。神上寺は、山門前の説明板によると、「今から1300年前天智天皇の御代九州彦山に修行していた役小角(えんのおづぬ)がこの地の徳仙上人と力を併せて開山したのに始まる」とある。また、駐車場の傍には、「近松門左衛門生誕の地」の石碑が立っている。ここに何故と思うが、下関の郷土史家吉村藤舟氏の説によると「長府藩家老 椙杜元周の子息 広品(13歳)と、その子守役の奥女中との間に生まれたのが、即ち、この小屋で生まれた男子である。この子を平馬と名付け、神上寺で養われていたが、母と別れて、赤間関永福寺から、唐津の近松寺で僧侶となり祖門と称じて上洛した。京都では還俗して越前藩の杉森家に寄宿して、椙杜信盛と称していたのが、後の近松門左衛門であるという」と説明文にある。山門には「仁王像」、すぐ近くに「石橋「や「雪舟の庭」もありいろいろ楽しめる古刹である。 |
格子の隙間からやっと拝顔 |
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雪舟庭 |
雪舟庭の山際にある石を抱いた古木(蟹にも見える) |