椎葉村大久保の大ヒノキ2008/11/11

阿蘇高森側から椎葉村に入った。手元にある10数年前の地図帳では、つづら折の山道を登って国見峠に辿り着くようになっているが、ホテルで確認するとトンネルが通じているとのことであった。確かにトンネルを抜けるまではみごとな紅葉にも囲まれて快調であったが、トンネルを抜けるると対向車線がない狭い道路を縫うように走らねばならなくなった。落人村は険しい奥山であった。
今回の目的のひとつであった大久保の大ヒノキは、八村杉を通り越してさらに上っていく。途中道路脇で鹿が野草を食んでいた。さらに上ると大久保の大ヒノキの案内があり民家の庭先が駐車場に開放されていた。近くでは、猪が檻の中で飼われていた。大ヒノキは、駐車場から数分歩くと辿り着ける。推定樹齢800年、根回り9.3メートル、樹高32メートルの威容が目に入る。たくましい枝ぶりに見惚れた。

大久保から矢村方面を見下ろす

巨樹